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旅がすき。イタリア、フランス、中国・・・。 美しいものを探したい。


by peperoni4
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agriturismo a La Morra

agriturismo a La Morra_d0019922_4325455.jpg
ピエモンテの旅は
車をもっていないと、すこし不便。
アルバにつくと、ローカルバスの時刻表は
あるものの、どこに行くにも本数がすくないうえに、
その土地に詳しくないと、
自分の目的地にたどりつくバスを
みつけるのも難しい。
いちばん簡単なのは、ハイヤーの利用。
けれど、割高になる。

ディナーのために予約したロカンダはアルバから10kmの距離のところに
あって、アルバからはタクシーを利用した。
タクシードライバーも町に数人といった環境だから、
タクシーをみつけるのにも、ひと苦労。
アルバの駅のBARの前に立っていたおじさんに、タクシーを探していると
言ったら、ドライバーをすぐにドライバーを呼びにいってくれた。
駅の奥からでてきたのは、赤いワンピース姿の金髪の女性。
あまりにもドライバーらしくない風貌。
車にはtaxiの表示もなく、ロカンダまでの運賃をたずねたら10ユーロ。
たった10kmで12ユーロって高くない?って友人と相談していたら、
「わたしがちょっぴりデブのオバサンだから心配なの?」って
聞かれてしまった。
「ちがうちがう!!ちょっと高いかなっとおもって。」とあわてて答える。
ボラれていることを疑いながら、
それでも交通手段がほかに無いので、乗車。
10kmといっても、山の10kmはクネクネ道をどんどん上がっていくので、
12ユーロの価値は充分にあった。
疑ってごめんなさい。

ディナーのあとは、ロカンダから25km離れたアグリトゥーリズモへ。
まえもってタクシーを予約しておいたけれど、これは25ユーロ。

ラ・モッラというバローロにほど近い町にあるアグリトゥーリズモに到着。
鍵をもらって部屋に入ると、すごく綺麗で広い。
翌朝目が覚めて、部屋の窓を開けると、あたりは一面の葡萄畑。
裏の家畜小屋の草の臭いをかすかに感じる。
朝食の部屋にはテラスがあって、燦々と日のあたる場所で山の空気を吸いながら、
自家製のフルーツの果肉がたっぷりはいったジャムや、
ピエモンテのチーズ、サラミ、ハム類とパンをいただいた。
自家製ジャムのイチヂクの味は、ほんとうに自然の甘さがあっておいしかった。
ほかにもアプリコット、ブルーベリージャムなど、どれも美味しい。

のんびり朝食をすませて、アグリトゥーリズモのご主人と
今日の予定を相談。
まずは、お家の1階にあるカンティーナを見学。
ちいさなカンティーナでは7種類のワインを醸造している。
バローロ、バルベーラ、ネッビオーロ・ディ・アルバなど。
日本人の知り合いがいて、年に一度大きな団体をこのアグリトゥーリズモに
案内してきてくれて、アグリトゥーリズモのお家の方たちとパーティーをするらしい。

ワインの試飲もさせてくれる。
いままでバルベーラの美味しいのに出会ったことがなかったけれど、
ここのバルベーラは深みのある味わいがある。
エティケットを見ると、ミラノでも見たことがないもので、
ピエモンテ旅とこのロカンダに宿泊した記念に1本購入した。

ワインの試飲のあと、ラ・モッラの町の中心かバローロに行きたいと
話たら、ご主人が車で連れて行ってくれるとのこと。
バローロには小さなお城があって、エノテカもたくさんあるし、
かわいらしい町だから、ぜひ行くといいと勧めてくださった。
ワインの王様の町。期待がふくらむ。。。
by peperoni4 | 2006-05-28 04:34 | イタリア