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旅がすき。イタリア、フランス、中国・・・。 美しいものを探したい。


by peperoni4
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l'uomo ideale! PATRICE LECONTE

l\'uomo ideale!  PATRICE LECONTE_d0019922_2101559.jpg
映画「サンピエールの命」のポストカード。
イラストは、大好きな映画監督、
パトリス・ルコントによるもの。







 「フランス映画」。その言葉をきいただけで、たいていの男性は嫌悪感を露にする。
フランス映画がすき、という男性に出会ったのも、これまで片手で数えられるほど。

 はじめてフランス映画をみたのは、大学のフランス語の授業でのこと。
作品は、パトリス・ルコントの「仕立て屋の恋」
以来、ルコントの作品は、ほとんどすべて観てきた。

 ルコント作品には「フランスの精神」みたいなものが凝縮されている気がする。
愛に人生をささげるひと、生と死に対する美意識、エスプリにあふれた会話。
時には愉快で、時にはシリアス。
自由奔放に生きるフランス女、そんな女性をひたむきに愛する男。
究極の愛の果てに、衝撃的なラストに至る作品が多い。
ぬくぬくの愛につつまれたストーリーから一転して、いきなり予想もしない結末を
突付けられてしまう。映画館をでて、家路につく途中、
「どうして、あんな終わりかた・・・」と、おもわずつぶやきたくなる。

男たちの悲哀と、ユーモアと、愛情たっぷりの作品。
  『タンデム』・・・エスプリと人間愛にあふれた男たち3人。
  『列車に乗った男』・・・対局の人生を生きてきたふたりの男の運命的な出会い。
      お互いの人生を羨ましく思うふたり。そして、それぞれの最期を迎える。

  「フランス映画なんて観れないよ!」と、いつも敬遠している男性でも、
  きっと、何かを感じてもらえるはず。今すぐでなくても、いつか観てほしい。
  (レンタルビデオ、DVDでてます。)

女性へのオススメ。
  いちどはこんなに愛されてみたいと思えるような、作品を3つ。
  「髪結いの亭主」、「イヴォンヌの香り」、「歓楽通り」。
  愛される女たち。究極の結末に考えさせられる。

ルコントによる、フランス的恋愛観、男たちのものがたり、人間への温かなまなざし。
感じてみてください。

パトリス・ルコント 『列車に乗った男』 INTERVIEW
http://movies.yahoo.co.jp/interview/200406/interview_20040624005.html



by peperoni4 | 2005-05-11 02:41 | フランス